生理が苦しかった。PMSが辛かった。更年期が怖かった。
我慢し続けてきた。
みんな頑張ってるんだから、
泣き言は言ってはいけない。
自分が弱いからいけないんだ。
でも、やっと気づいた。
それは脈々と受け継がれていた「呪い」だったと。
大丈夫、もうあなたは悪くない。誰のせいでもない。
すべてはホルモン変化によるものだから。
苦しみも、辛さも、不安も分かち合おう。シェアし合おう。
一人じゃ泣き言かもしれないけど、
みんなで言えば、うねりになる。
みんなで抱きしめ合えば、世界はもっと優しくなる。
一緒なら、乗りこなせる。
Team ホルモンハグ
プロジェクト立ち上げメンバーの
それぞれのプロジェクトに対する思いや
エピソードをご紹介します
47歳の時、大阪の百貨店での、主宰するメディアのイベントで、こんなことがありました。テーマは更年期で、私は編集長として、女性のドクターと登壇。生理、閉経、ホルモン。男性も子供も通るオープンな場所で、1時間ほど話をして、最後質疑応答がありました。おそらく50代後半くらいの、とても素敵なマダムが「大草さん」と語ってくださったことが、今の活動につながっています。「あなたのような、ファッションを語る方が、こういった話をしてくれて、本当にありがとう。更年期が一番つらかった時、義両親の介護で、私は全く自分に手を掛けられなかった。そういう女性が1人でも少なくなって欲しい。どうぞ、これからもお続けになってね」それをきっかけに、たくさん勉強もし、情報も集め、機会あるごとに、更年期の話をしてきました。その後自分自身も50歳で経験した更年期。学びと知識が、私を救ってくれました。そして、SNSでこういった内容をお話しすると、DMにたくさんのメッセージを頂きます。「地方では、女性外来が少なすぎて、ホルモン値を測るのに半年待ちと言われた」「婦人科に行くと、嫌な噂を流される」更年期の症状の辛さだけでなく、地域格差、偏見、無理解が女性たちを苦しめている現状。そして、実は女性だけでなく、男性にも更年期があることも、あまり知られていません。正しい情報を受け取れて、てらいなく相談できて、オープンに話し合える場所。将来のために知っておきたい人、今まさにキツイ人、自分の経験を話したい人が集える場所。自分の、他人のホルモンをそっと抱きしめて、安心できる世の中になることを願って、ここに活動を始めることをお知らせします。
私は更年期の症状を体験し、全ては自律神経が司っていることがわかり、今同じ状況の更年期世代の方だけじゃなく、産後にバランスが崩れている方や、過度なストレスで自律神経が乱れている方、生理前に乱れる方、男性の更年期世代の方に自律神経の乱れとどう向き合って整えていくかを伝えていきたいと思っています。
年代や性別問わず、睡眠障害からの鬱は更年期の方と同じだと認識しています。更年期に関しては、全世界の女性が必ず訪れるフェーズなので、思春期や反抗期と同じくらい当たり前で普通のこと。でも症状がかなり辛いこと。だから恥ずかしいことではなく、皆んなが真面目に向き合って助け合い、理解し合う社会にしていきたいです。
ホルモンハグのコンセプトに素晴らしい取り組みがスタートすると期待を持ちました。私自身、50歳を迎えた頃より更年期による不調が相次ぎ、日常生活に支障がでるほどの症状に驚き、戸惑い、咄嗟の判断がうまくいかず悩みました。その後、周囲のサポートや心身と向き合い生活の改善をすることで乗り越え、今ではホルモンとの付き合い方を楽しむことさえできるようになりました。女性の健康課題の社会への影響は大きく、諦めることのない暮らしを誰もが手にする権利があると思っています。ホルモンハグの活動と自分の経験を多くの女性とシェアし交流する機会で活かすことができればと考えています。
定年退職の年齢まで仕事をする女性が増えてきました。閉経の平均年齢は50歳。その前後10年、45歳から55歳までの更年期と呼ばれる期間は、ホルモンバランスが乱れて心身ともに不調を感じやすくなる一方で、働き盛り。体調がすぐれないことを言い出せず、サポートを求めにくい社会では、女性が責任のあるポジションで活躍することはできません。それは、どんな性別の方にも同じく言えること。みんなが心地よく過ごせる世の中へ向かうためには、「ホルモン」への理解を深めることが重要だと考えています。長年、仕事を持つ女性たちのための雑誌をつくり、取材を重ねてきた経験や、ビジネススクールで学んだダイバーシティの知見、また、会社員として仕事を持ち、母でもあるひとりの50代女性としてのバックグラウンドを活かしてプロジェクトを推進していきます。